好きとスキが重なった日

悠真は黒い上下のジャージを着ていて、背中には金色の龍の絵が描いてあった。

まるで今にも羽ばたきそうな龍だ。
フードを深く被っている悠真は、被っているフードをバサッと取ると、掛けている黒いサングラスがキランと光って見えた。

指をポキッポキッと鳴らす悠真。
いかにも今から喧嘩が始まりそうだ。


「おい、てめぇら!!
中学生にして何してんだ?ごりゃ
あ?なめてんの?

俺、こう見えて高校生なんだよね
俺に逆らったら怖いよ?

やるか?今からやるか?おい!
聞いてんのか!?」


「す、すみませんでした
本当にすみませんでした………」


俺をさっきまで殴っていたあいつらが、怖じ気づいて震えながらも走って逃げていった。

転んでびくびくしているやつらもいた。

悠真だから出来たことなんだ・・・。

悠真は中学生にして、大人の顔立ちをしているし、背も高い。

だから隣を歩いていても、高校生に間違われるほどだから。


悠真のお陰で、本当に助かった。
でも………
何て悠真にお礼を言えばいいのか、俺、わかんねぇよ。