好きとスキが重なった日

「美莉亜、何でもっと早く、手紙を渡してくれなかったんだ?

俺…今から誠人の所に行かなきゃ…
俺が誠人を止めなきゃ…

誠人が、誠人が危ない

アイツ、バカなことを考えようとしてる」


悠真は険相な顔をして、私にポツリと呟いた。

篠塚蓮がバカなことを考えているって 一体どういうこと!?


私…何かしでかしたの?



「ちょっと待って!行くってどこに?
ちゃんと説明して」


「誠人が、死のうとしてるんだ
俺、今から元カノの由紀の家に行ってくる

もしかすると…誠人が由紀を巻き込もうとしてるかもしれない!

だから俺行かなきゃ…
誰も人を傷つけたくないんだよ………」


悠真は目に涙を浮かべながらも、そう私に話してくれた。


「私も付いて行ってもいい?」


「行くなら急ぐぞ!
早く行かなきゃ手遅れになる」


そう言った悠真が私の腕を掴むと、一目散に走り始めた。

屋上の扉を悠真が開け、華麗に駆け抜ける私達。

その後も走って走って走りまくった。


エレベーターが上ってくる待ち時間も、悠真にとっては時間が惜しくて、時計ばかりをしきりに眺めている。



悠真が大切な誰かを心の底から守りたい!っていう強い気持ちが、傍からばんばん伝わってくるよ___