「あーら、そこで何してるの?
あなた達、本当に仲が良いわね!」
保健の広子先生が保健室に戻って来て早々、自分のデスクの椅子に座り、その椅子を素早くくるっと私達の方に回転させた。
私達の顔を交互に見つめては、不思議そうな面持ちでそう言葉を放つ。
広子先生が来たのにも関わらず…
私達が一つのベッドにたむろしているから、広子先生から見たら、きっと何かあったんだと勘繰るはず…。
それなのに、広子先生はその話題に一切触れようとしない。
何でなんだろう。広子先生に何か考えがあるのかな?
「広子先生こそどこに行ってたんですか?」
「私が質問しているのに、質問を返されるなんてね…
先生、ちょっと買い出しに行ってたのよ
休み時間にこっそりケーキを食べようと思っていてね」
「広子先生、それ本当ですか?」
「ええ、本当よ
こう見えて私、一ヶ月早い誕生日なんだから!」
「誕生日一ヶ月前なのに、ケーキを食べるんですか?」
「ダメかしら?先生、甘い物には目がなくてね
誕生日には、一人で1ホール食べるつもりよ!
それの口慣らしと言った方がいいかしら…?」
広子先生って、案外大食いなんだ!?今初めて知った。
あんなに体細いのにビックリ…
もしかして、隠れ大食いなのかな?
甘い物が好きな人って、可愛いイメージ。
私、甘い物は好きだけど…
好き嫌いが激しくて、あまりくどいのは好きじゃない…。
「いえ、もう十分です
少し早いですが、お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう!美莉亜ちゃん
それより中島くん、もう足良くなった?」
リュウの足の具合、私も気になってた。
でも安易に訊ける様子じゃなかったから…
広子先生、リュウに話振ってくれてありがとう!
私は心の中でボソッとそう呟いた。
「はい!だいぶ良くなりました
まだ少し捻った所が痛みますが、何とか歩けそうなので、俺、教室戻ります!
手当てしてくれて、ありがとうございました」
リュウの足が思っていた以上に大したことなくて良かった。
当り所が良かっただけなのかな?
だからさっきからリュウ付いてないのかも?
何か良いことがあれば、その分悪いこともあるんだよね・・・
きっと半々なんだと思う。自分の頑張り次第で。
「いいのよ、怪我人を見るのが私の仕事だから
それに先生、この仕事にやりがいを感じているの
今が楽しい時期だとそう思ってる」
「そうなんですか!また何かあったら、その時は宜しくお願いします」
「だけど、あまり怪我しないように気を付けてね!」
「はい!」
「それからゆずきちゃん、中島くんを援護してここまで連れて来てくれてありがとう
先生本当に助かっちゃった!」
ゆずきがリュウのことを援護して、保健室まで連れてきたの?
つまり、ゆずきがリュウに肩を貸したってことだよね…?
リュウとゆずき、いい感じに恋に発展してますな~
きっと二人とも両想いだと思う。
さっきリュウが言いかけていたのって、ゆずきに告白するつもりだったのかな?
それなのに私の目の前で!?
リュウの考えが読めない………。
「私はそんな…
中島くんの手助けがしたかっただけなので、お礼を言うまでもないですよ!」
「そう?これからも中島くんを支えてあげてね!」
広子先生、やっぱり薄々気づいてたんだ?
ゆずきがリュウのことを好きだって。
だから敢えてわざと空回りするようなことを言ったのかな?
「はいっ!もちろんです♪」
「あら、これからの二人が楽しみねっ♪」
「どういうことですか?」
「ううん、こっちの話よ」
ゆずきは何の事かまだ分かっていなくて、ポカーンとしているけど…
リュウはもう広子先生の言葉の意味が分かってしまったみたい。
その瞬間に頬を赤く染め、下を一瞬俯くと、照れ隠しするようにまた上を見上げ、左右の目を泳がせる。
頬をつねって、赤くしようとしていたみたいだけど、逆に頬を痛めるし、不自然だと思ったのか、途中でその動きを止めた。
あなた達、本当に仲が良いわね!」
保健の広子先生が保健室に戻って来て早々、自分のデスクの椅子に座り、その椅子を素早くくるっと私達の方に回転させた。
私達の顔を交互に見つめては、不思議そうな面持ちでそう言葉を放つ。
広子先生が来たのにも関わらず…
私達が一つのベッドにたむろしているから、広子先生から見たら、きっと何かあったんだと勘繰るはず…。
それなのに、広子先生はその話題に一切触れようとしない。
何でなんだろう。広子先生に何か考えがあるのかな?
「広子先生こそどこに行ってたんですか?」
「私が質問しているのに、質問を返されるなんてね…
先生、ちょっと買い出しに行ってたのよ
休み時間にこっそりケーキを食べようと思っていてね」
「広子先生、それ本当ですか?」
「ええ、本当よ
こう見えて私、一ヶ月早い誕生日なんだから!」
「誕生日一ヶ月前なのに、ケーキを食べるんですか?」
「ダメかしら?先生、甘い物には目がなくてね
誕生日には、一人で1ホール食べるつもりよ!
それの口慣らしと言った方がいいかしら…?」
広子先生って、案外大食いなんだ!?今初めて知った。
あんなに体細いのにビックリ…
もしかして、隠れ大食いなのかな?
甘い物が好きな人って、可愛いイメージ。
私、甘い物は好きだけど…
好き嫌いが激しくて、あまりくどいのは好きじゃない…。
「いえ、もう十分です
少し早いですが、お誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう!美莉亜ちゃん
それより中島くん、もう足良くなった?」
リュウの足の具合、私も気になってた。
でも安易に訊ける様子じゃなかったから…
広子先生、リュウに話振ってくれてありがとう!
私は心の中でボソッとそう呟いた。
「はい!だいぶ良くなりました
まだ少し捻った所が痛みますが、何とか歩けそうなので、俺、教室戻ります!
手当てしてくれて、ありがとうございました」
リュウの足が思っていた以上に大したことなくて良かった。
当り所が良かっただけなのかな?
だからさっきからリュウ付いてないのかも?
何か良いことがあれば、その分悪いこともあるんだよね・・・
きっと半々なんだと思う。自分の頑張り次第で。
「いいのよ、怪我人を見るのが私の仕事だから
それに先生、この仕事にやりがいを感じているの
今が楽しい時期だとそう思ってる」
「そうなんですか!また何かあったら、その時は宜しくお願いします」
「だけど、あまり怪我しないように気を付けてね!」
「はい!」
「それからゆずきちゃん、中島くんを援護してここまで連れて来てくれてありがとう
先生本当に助かっちゃった!」
ゆずきがリュウのことを援護して、保健室まで連れてきたの?
つまり、ゆずきがリュウに肩を貸したってことだよね…?
リュウとゆずき、いい感じに恋に発展してますな~
きっと二人とも両想いだと思う。
さっきリュウが言いかけていたのって、ゆずきに告白するつもりだったのかな?
それなのに私の目の前で!?
リュウの考えが読めない………。
「私はそんな…
中島くんの手助けがしたかっただけなので、お礼を言うまでもないですよ!」
「そう?これからも中島くんを支えてあげてね!」
広子先生、やっぱり薄々気づいてたんだ?
ゆずきがリュウのことを好きだって。
だから敢えてわざと空回りするようなことを言ったのかな?
「はいっ!もちろんです♪」
「あら、これからの二人が楽しみねっ♪」
「どういうことですか?」
「ううん、こっちの話よ」
ゆずきは何の事かまだ分かっていなくて、ポカーンとしているけど…
リュウはもう広子先生の言葉の意味が分かってしまったみたい。
その瞬間に頬を赤く染め、下を一瞬俯くと、照れ隠しするようにまた上を見上げ、左右の目を泳がせる。
頬をつねって、赤くしようとしていたみたいだけど、逆に頬を痛めるし、不自然だと思ったのか、途中でその動きを止めた。


