好きとスキが重なった日

「悠真…?」


私が悠真の名前を呼ぶと、悠真が少し間を空け、私の耳元で囁くように、低めの声でこう言った。

私はそれを聞いた瞬間、涙が出そうになった。



「俺が好きなのは美莉亜だけなんだ…
もう美莉亜は俺を好きになっている
だから、今すぐに俺を嫌いになれないはずだ!

お願いだから、俺を信じろ」


「無理だよ、そんなの…
私はもう、今の自分が分からなくなってる
だから、全てに終止符を打つために、この恋叶広場に来たの

私だってそうしたい訳じゃないよ?
でも、今の悠真が信じれないの………」


「そっか…
じゃあ、もうさよならだな
俺達はもうやり直せない
元気に頑張れよ!俺はずっと美莉亜の味方だから!

美莉亜のことが本当に大好きだった…

それと、もう俺のことなんか忘れろ

さよなら」



「悠真、ねぇ悠真待ってよ…」


抱き締めていた体を悠真が直ぐ様放すと…

悠真はマスクの上から鼻を押さえ、私の元から振り返りもせず去って行った。


きっと泣くのを必死に堪えていたんだと思う。


私の″待ってよ″の声も今の悠真には聞こえていない。



悠真にはもう私の気持ちがバレてるんだね…
悠真が言った通り、私は悠真が大好きだよ。


だから悠真を忘れることなんて、きっと私に出来ない。



どうして恋は儚く、すれ違い、離れないといけないの?


こんなの不公平だよ・・・


本当にこれで良かったのかな?