好きとスキが重なった日

四時間目のチャイムが鳴った後、現代社会の先生が入ってきて、授業が始まった。

いつもの賑やかな光景。

私は自分の席で頬杖を突いて、ゆっくりと後ろを振り返っては悠真の席を見る。

悠真が今この授業を受けていたら、絶対退屈そうに寝てそう!!

そう悠真のことを思うと、自然にクスッと笑みが溢れてしまう。


「おい、神崎!授業ちゃんと聞いてんのか?
期末テスト一週間前なんだから、ちゃんと先生の話を聞きなさい!!」


「ごめんなさい…」


「先生が言ったとこ、必ず出るんだからさ!」


「はーい」


現代社会の先生が要チェックの所を、しつこいくらい私達生徒の頭に叩き込もうとしてくれている。

すると、隣の席でぼんやりしている私の机をリュウがポンポン叩くなり、私はリュウにテヘッと見せた。


リュウは心を波打たれたかのように、必死にシャーペンを握って、黒板に書かれた字をノートに写している。