好きとスキが重なった日

「へぇ~君、彼氏募集中なんだ!」


「はい!」


やっと私に面と向かって話し掛けてくれる人がいた。

何だか一安心してホッとする。

次第に硬く強張っていた肩の荷を優しく撫で下ろした。



「俺でよければ彼氏になるけど…?
ていうかなるし!!」



私は言葉が次第に出なくなった。




これは嬉しいから?
それとも恋愛するのが怖いから?





いつからだろう。
人を信頼するのが怖くなったのは・・・



やっぱり中学生の頃の影響が大きかったんだよね。



だから恋愛にまで影響して、本当の私の幸せを全て閉じ込められ、鍵をかけられた気分。




誰かその鍵を開け、私の幸せを守ってくれる勇者はいないのかな?






でもこの人は違う。