ピピピピッピピピピッピピピ―… ドンッ! 朝から目覚ましの嫌な音を手のひらでかき消す。 「あ~眠い」 目を擦りながらベッドから降りて階段から降りた。 「アリス、おはよう」 お母さんの朝の微笑みが安心する。 「ワンピースに着替えなさい」 「分かったぁ」 アリスは自分の気に入ってる可愛いワンピースを着た。 「じゃあ行こっか」 お母さんはそう言ってアリスの手を引いた。 もうアリスは17というのに。