「仕方ねぇな」 少年はまた口を開く。 「俺はメイドさんのいない王様だ。そこで黒うさぎがターゲットを見つけるんだ。その選ばれた奴はメイドにする。俺が満足するまでメイドさんだ。だが、その前に自殺するやつもいる」 「嘘……今の時点で死にたい」 アリスは弱々しく言う。 「大丈夫だって。ほら」 少年がパチンと音を出すと、アリスはメイドさんになった。 「俺はメイだ。よろしくなアリス」 「……………えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」