「あぁもう………誰かー!」 アリスは叫ぶ。 誰かに助けを求める。 「………あっ…」 アリスは気付いた。 足元に黒うさぎがいたことを。 「………?」 黒うさぎはアリスの先を歩いた。 アリスは呆然として黒うさぎを見ているだけ。 すると黒うさぎはアリスを待つように後ろを振り向いて止まった。 「…………、着いてけばいいの?」 アリスはそう言った。 黒うさぎはまた先に歩いた。 着いてけばいいのか、と分かったアリスは黒うさぎの後にひたすら着いていった。