「それじゃあ、この前の小テスト返すぞー」



席順に呼ばれて行き、前へと取りに行く。

この前の小テスト、自信なかったんだよなぁ。


億劫になりながらも、自分の解答用紙を取りに席を立つ。


そして、戻ってきた解答用紙の丸の少なさに絶望した。


「今度の定期テスト、楽しみだな」と肩を叩いて笑った先生。

その姿に、一瞬死を覚悟した。








「アヤちゃぁぁぁぁぁん!」


「うるさい」


貰った小テストを持って、アヤちゃんの元へと向かえば一刀両断される。

黙々と本を読むアヤちゃんはいつも通りだ。