「俺にとって、小松は特別小さな人。だから、特別な人かな?」 「あ、確かに結城くんからしてみれば、渚は本当に小さいだろうねー」 なるほどー。なんて納得して去っていったクラスメイトにイラっとする。 なんで私の言葉には聞く耳持たなかったのに、結城くんの言葉には一発で納得するかな? モヤモヤと渦巻く心中を発散するために、げしげしと結城くんの靴を蹴る。 けれどもすぐさま頭を掴まれ、凄まじい圧迫感に私は何度も謝った。