「おはよーおちびさん。ちっちゃいのを理由に足引っ張んないでよ?」 「おちびさん言うなし!てか、それ私に失礼だよ!」 あの後、何事もなかったかのように接してくる結城くんに、私も何もなかったかのように接する。 何度かアヤちゃんに相談しようと思ったけれど、あの時結城くんは私に自分で考えろって言ったわけだし、人に聞くのは違う気がする。 そんなこんなで体育祭当日に至っても、未だに解決しないでいた。