「………ごめん!怒らないでっ!そうだよね!アヤちゃんは親友だもんね!結城くんなんかより全然友達度高いもんね!!」 「……………はぁ」 全力で謝れば、ため息をつかれる。 ため息ばっかりついてたら幸せ逃げちゃうよ そう思っていれば、おでこを指で思いっきり弾かれた。 やっぱりアヤちゃんエスパーかもしれない! 「………まぁ、精々頑張りなさい」 そのアヤちゃんの呟きは、痛みで滲む涙を拭っていた私には聞こえなかった。