「ってなわけで、たぶん私は結城くんのこと、友達だと思ってるんだと思うんだよね!」


「…………は?」



散々からかわれて、意地悪言われたけど、それでも嫌われてここまで落ち込んだのは、きっと私が結城くんのことを友達だと認識しているからだと思うんだ。



「だって、もしアヤちゃんに嫌われてるって思ったとしたら、たぶん私今回みたいな態度とっちゃうと思うんだよね」


「…………私と結城は違うけど」



自分なりに出した答えをアヤちゃんに伝えれば、何故か残念そうなものを見る目で私を見据えてくる。


そのままふっと目をそらしたアヤちゃんは、少しばかり機嫌が悪そうだった。