「…………どうしたの?」


「えっ、何が?」


食後の牛乳を飲んでいれば、怪しむように私を見てくるアヤちゃん。

この間から、お昼を屋上で食べようってお願いしたために、私たちの周りにはあまり人が居ない。


「いい加減言わないと、結城の元に突き出すわよ」

「ごめんなさい」



なんでこのタイミングであえて避けてる結城くんの前に突きだされなきゃいけないんだ。

有言実行なアヤちゃんにすぐさま謝る。


まぁ、ここなら人あんまりいないし、言っても平気…かな?




それでも出来るだけ注意して、こそこそとこの間の出来事を話した。