「いったっ!!」 「ぶっ、ひっかかるとか、だっさ」 慌てて手をひっこめて自分の指を確認している私の前で、ガムを振りながら笑う結城くん。 ガムを見れば、銀色の仕掛けがついた、一昔前に流行ったアレだった。 なんて物を持ち出してくるんだ! 明日槍が降るとかありえないもんね。 それほどまでに、結城くんが私に親切とかありえない。