意地悪のっぽと強気ちび



「あとよろしくね」



楽しそうに軽快に去っていくその姿は、誰がどう見ても爽やかそのもの。



いや、私は不快なんですけど。



そのまま颯爽と教室を出た結城くんに、私は顔をしかめた。




思いっきりゴミ箱の横通ってるじゃん!!

ついでじゃん!通り道じゃん!



「自分で捨てに行けばいいのに!」


そう言った私の声は、教室から出ていった彼には全く届かなかった。