その時、
家のインターホンが鳴った。
「はい?」
玄関のドアを開けると、
そこには美希と妖精の姿が。
「ど…どうしたの…」
私が驚いてると、
二人は笑った。
「この間、慎一先生に会って、
二人がここに住んでるって教えてもらってん」
「そうなの…
あ、あがって?」
「おじゃましまーす!」
「お邪魔するよ!
あ、ケインは駐車場にくくりつけてるから!」
…白馬で来たんかい。
「ジョージ!
久しぶりだね!」
「あ、この前収録したやつ、
見てくれてんねやあ!」
修司くんはビックリしていた。
「ヒ…ヒカル?」
「そうだよ!」
「いや、
ヒカルに似た誰かが俺を騙しているのかも知れない…」
修司くんは勝手な妄想をした。
「修司くん、こんなんが何人もおると思う?」
美希がそう言うと、
修司くんは笑った。
「確かに、いないね。」
「そうだよ!
だって僕は妖精だからね!」
…意味が分からない。


