サークルの時間になった。 「あ、橙也くん!」 「あ…えーっと、美鈴?」 「正解、やっと名前覚えてくれたんだね、なんか私嬉しい。」 美鈴は笑った。 美鈴は法政大学の子で、 とても可愛いと人気の一年生だった。 俺は女子の名前を覚えるのが苦手でいつもサークルが始まると同時に、美鈴は私の名前覚えた?と聞いてきた。