「大丈夫だったのかな…」 あの日から、2日たった。 あの日は、結局遅刻して、定期なくして、本当に最悪。 慣れないことはするもんじゃないなぁ…。 「ねぇ、知ってる?とうとうあの陸上のキャプテンに彼女出来たんだって!」 またか…最近その“陸上部のキャプテン”の話ばかり だからかな、あの日の彼のことが心配でたまらない。 「知ってる!あの王子にでしょ?」 王子…?