...

私は、見事一位になりましたー!!

雪菜の方を見たらオッケーサインが...


これで、なにかおごってもらえるーー!!


テンション上がってます笑笑


短距離走も終わり、いろんな種目が終わって最後の借り物競争までいった


たしか...月谷がでるんだよ...


べつに、関係ないけど...


ボーッとしてると

「きゃーー」

っと言う、女子の黄色い叫びが...

もちろんそれは、月谷に向けられたものだった

はぁー

相変わらずうるさいことで...




ずっと、黄色い叫びは終わらず月谷のばんになるとさらに叫びは止まらなかった


うるさい


「位置について...」


という、先生の声なんてまったく聞こえなかった


聞こえないけどなんとなくわかった


そして、月谷が走ってあっというまに借り物が書いてあるところまで行った


はやっ!!


そう思うしか、なかった

月谷が、紙をみてキョロキョロとなにかを探し始めた


そして、何故か私と目があってそのまま、月谷が走ってきた


気のせいだよね笑笑


そう思ってたけど、月谷が私の前で止まって


「こい!」


無理やり腕を捕まれて走らされた




なにこいつは...


そして、ゴールまで私は月谷に腕を捕まれたまま行った

その間には


「きゃー」


と、黄色出はなくただの叫びが聞こえた

まぁ、こうなるよね...



「ありがとな」


ゴールして帰ろうとしたら、後ろから月谷の声が聞こえた


「べつにー
それで、なんて書いてあったの?」


月谷が黙ってしまった


なんか、すごく気になる...


「怒るなよ...」


そう言われた

「べつに、怒らないから安心しなさい」


「たん...」


「なに、聞こえない!」


そう言うと、月谷が手でこいと合図していた

月谷の近くまで行くと、月谷の顔が近づいて来て一瞬ドキッとしてしまったけど、月谷の顔は横をとうりぬけ耳のところにきた

「単細胞な人」


こっそりと言われた


つか、単細胞な人って!!

「なっ!!
私のどこが単細胞なのよ!!」


「ほら、怒った...
まぁ、ついてきてくれたお礼に、なんかおごってやるから」


「本当?!」


...あっ...


気がついたのは、もう遅く月谷は笑っていた

私は、月谷を一発殴った

「痛ったー
もう、おごってやらねーぞ!」


うっ...

「ぎゃ...逆に、単細胞ったこと許さないよ!!」