だけど、ここまで来て、引き下がるわけには行かない。
ちゃんと言って、すっきりしてから食べるご飯の方がおいしいはず!
…って、さっきからご飯ご飯て。
どんだけお腹空いてるんだろ、私……。
兎にも角にも、すっきりしたい私は、
ぼーっと窓の外を眺めている白馬くんを見つめて口を開いた。
「………あのね、嫌ならいいの。でも、私は…白馬くんと遊園地、行ってみたいなー…なんて」
「……いいよ。」
「……あはは、だよね。じゃあ、これは芳穂さんにかえ……す?」
思わず疑問系になってしまった。
……え、え。今、白馬くんなんて言ったの?
いいよ。良いよ。……いいの!?
「……えっと、私と遊園地、行ってもいいの?」
当然、断られると思っていた私の頭は、パニック状態。
そんな私から飛び出した、意外に冷静な言葉に白馬くんは、
「…別に。」と肯定の意を示す。

