クール王子なキミは許嫁!?





──ドンッ



と、突然腹のあたりに軽い衝撃が走り、

自分の席へと向かっていた足は、強制的に停止させられる。




「…なに……」




と、呟いたと同時に、ふわっとした香りがして


下を見なくてもぶつかってきた人物が誰なのかわかった。




──…あの時と同じ。