頭にはてなマークを浮かべまくってる私に、
佳菜美ちゃんが詳しく説明してくれた。
……なるほど。
それなら私たちに、有無を言わさず決まっちゃったっていうのにも納得。
「それで? 結局あんたは、この事に賛成? 反対?」
「うーん、私は……」
別に白馬くん、悪い人ってわけじゃないから
嫌いじゃないんだけど……
……はっきり言っちゃうと、私のタイプではないんだよね。
「……どっちでもないかな?」
「友愛らしいわね」
そう言ってぽんぽんと頭を撫でられる。
いつも思うけど、佳菜美ちゃんって私のこと子供扱いしてるよね?
私が子供っぽいからって!
「……まぁ、御之にとっては好都合な話かもしれないわね…」
佳菜美ちゃんが小さく呟いたその言葉は、
少しむっとしていた私に届くことはなくて…

