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「はぁ！？ 許嫁ですって！？」
「ちょ、佳菜美ちゃん！ 声大きい！」
次の日の朝。
学校で昨日のお見合いの一件を佳菜美ちゃんに話すと、
やっぱりと言うか、当然と言うか
こんな反応をされました。
何人かに「どうしたの？」って感じで見られたから、
苦笑いで返しておいた。
「……お見合いの相手が御之だったっていうのも偶然にも程があるけど…
それで何で許嫁って話になったのよ？」
周りを気にしているのか、小声でコソコソそう話す佳菜美ちゃん。
「……うーん、確か……」
帰り際になって、突然芳穂さんに言われて
私と白馬くんが納得する暇もなく決定しちゃって……
「……ながれで？」
「意味わからないわよ……」
…ですよね。
