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「それじゃあ、そろそろお開きにしましょうか」
どのくらい話をしていたのか──…
芳穂さんのその言葉を聞いて、
お店の中にある時計に目をやると、16時を回っていた。
確か、ここに来たのが13時だったから…
軽く3時間は経過してるよね。
お父様も芳穂さんもよく話つきなかったなぁ……。
実際、私と白馬くんは話すこともなくて
ただ運ばれてくるお料理に、黙々と手をつけてただけだしね…。
「友愛ちゃん、今日はどうだった?」
芳穂さんにそう尋ねられて迷いもなく答える。
「とても楽しかったです!」
学校では見られないような、白馬くんのレアな一面も見れたしね。
明日学校で佳菜美ちゃんに話してみよーっと。

