目の前の、白いテーブルクロスがひかれたテーブルに
盛大に頭をぶつけた。
反射的にヒリヒリと痛むひたいを手で抑える。
だいたい、このテーブル高すぎるでしょ!
…あくまで私は悪くないからね。
「すみません、そそっかしい子で…」
「あははっ、可愛い子ねぇ。
何だかなでなでしたくなっちゃうわぁ♪」
うぅ…恥ずかしい…。
ひたいを摩りながら、ちらっと白馬くんを見てみると。
顔を背けて、小刻みに肩が震えている。
…もしかしなくても、私、笑われてます?
でも、あの白馬くんが笑うなんて…。
すっごくレアだよね。
写真撮って残したいくらい。
またじーっと見つめていると、いつもの白馬くんに戻って
「なに?」なんて顔で見られちゃったけど。

