「葉月…、ごめん」


軽く頭を下げた先輩。


「先輩!!違うです。あれには…理由が」



ドキドキして!なんて言えないよ…。



「違うって…俺のことがイヤじゃないってこと?」



「はい!!」


むしろ、その逆です!!


とも言えないから心の中で呟く。



「安心した!!」


「あ、っていうか…私こそ、変な態度とってごめんなさい」


「気にすんな!!」


笑顔の先輩に、またしても体温上昇中です。