「宮里葉月」


そう答えると、一瞬目を見開いた。


え…?


その表情にびっくりしたけど、今は普通の顔。


見間違い…かな?


「葉月ね。俺は、三年の笹川 和輝(ササガワ カズキ)」



……………三年生!?


「えぇー!先輩、なの!?」


「お、まぁな」


ちょっと…マジですか。


確かに、大人っぽい顔してるし、納得だけど!


「ごめんなさい!!敬語…使わなくて…」