「莉季亜。無理しないで言いたいこといっていいんだよ。

泣きたくなったら泣いていいんだよ?

どうせ、莉季亜のことだからあいつと不釣り合いだって言われて傷ついて、泣きそうになってる自分を攻めてるんでしょ。」



なんで、凛ちゃんにはなんでもわかっちゃうのかな?




「傷ついたら泣いていいんだよ。

人は傷ついて成長していくんだから。

傷つくのが当たり前なんだよ、莉季亜。

だから、我慢しないで感情を出しな。」



優しく、落ち着かせるようにゆっくりと話す凛ちゃんのことばで私の涙腺はプチンと音を立てて切れた。