傷心していて陸の声に気づかなかった。



「えっ……と……」


私があたふたしていると禀ちゃんがズイッと入って言う。


「そうだよ、あんたに言ったの。
本当のことを言ったまでよ。
あんた、彼女の莉李亜を無視して他の女とイチャイチャして馬鹿じゃないの?
莉李亜の気持ちも考えたら?」




するとすぐさま陸の回りにいる女子が反論してきた。




「はぁ!?あんた陸様にむかって何言ってんの!?」




「へぇ~。その莉李亜って子、彼女だったのぉ?
似合わなぁい」