浮気彼氏 × 泣き虫彼女

～陸side ～



今日は莉季亜と付き合った記念日だ。


今日、今までしてきたことを謝ろうと思っていた。


莉季亜がいるのに、女と遊んでいたことを………


そして、その理由も………



だけど、もう自分で本当の気持ちを伝えることが出来ないなんてこの時の俺は思っていなかった。



朝、いつもどうりに学校に来て、いつ俺の本当の気持ちを言おうか考えていたときだ。

高く、透き通った声が俺の耳に通った。



「おはよ～！」


そのとたん、ザワッと空気が揺れたので声の主の方を向くと、いつもと全然違った莉季亜がいた。


「……………っ！」



髪が……ブラウンになっていた。