言えた…。
ホッと息をついたのも束の間。
矢のような言葉が私の胸を刺した。
「は??笑わせんなよ。
なんでお前とデートしなきゃいけねぇの?
やっぱ、お前ってバカだよなぁ…。
俺、お前のこともう好きじゃねぇから
そんなことも気づかなかったわけ?」
クスクスとバカにしたように笑う陸をみて私の中のなにかが音を立てて崩れた。
「ひどい…
……笑わせんなだって?
私のこと好きじゃないって?
ふざけないでよっっ!!
じゃあ、ずっと遊びだったってこと?
私が本気で陸のこと好きだって知ってて遊んでたの?
泣いているのをみて笑ってたんでしょ!?
最低っ!
陸なんて………あんたなんて……大っ嫌いだ!!!」
自分でもなにをいっているのかよくわからないうちに体は陸から離れようとしていて
その場にいることもいたたまれずに泣きながら屋上から逃げたした。
~莉季亜side end~

