ひとしきりの笑いが収まった時、私は凛ちゃんに今、心に決めたことを話そうと思い、口を開いた。
「あのね、凛ちゃん。
私、決めたことがあるの。
明日、私と陸が付き合った記念日なの
だから……明日、陸に話をデートに誘ってみる。
記念日のことを覚えていたらまだ、陸のこと諦めない。
だけど、覚えていなかったら…私、陸を諦める。」
「そっか………
莉季亜が決めたことなら私は応援するよ。
頑張ってね!明日!」
「うんっ
ありがとう、凛ちゃん!」
全ては明日に掛かっている。
どうか陸が………記念日を覚えていますように。
そんな願いを込めながらベットで眠りについた。

