裏切り部屋



「はぁ?」


「御入店…?」


いきなり流れたスピーカーにみんなは戸惑う。


「すいません、私達、店の前の看板壊してしまって‥謝りにきただけなんですが」


麗子が冷静に言う。


『この店のメニューは二品でございます』


「聞いてないわ…」


「どうする?麗子…」


「こっちの声が聞こえてないみたいね」