可愛いなんてバカらしい

生徒会長は頭から噴火したようにボッと熱くなった。


「......目、閉じて.....」


俺は生徒会長の頬に手をそえた。


「ぁ.....」


ゆっくりと近づく二人の唇は静かに重なった。


アリの歩く音がするほど透き通った空気。


いい匂い。


ラベンダー畑にいるみたいだ。


好き。


好きなんだ、生徒会長。


自然に離れた唇は熱を帯びている。


二人とも赤い頬で熱い唇。


「生徒会長.....好きだ。」


半分は成り行きだったが自然に出た言葉。


生徒会長はじっと俺を見つめ、下に目線をそらした。


「私.......気になる人がいるの....。」