王子様の逆アプローチ




そんな日曜日



沈黙が続き、
めずらしく颯太さんから話はじめた



「お願いがあるんだけど…」


「お願い?」


私はビックリした


だって颯太さんから話すことさえも驚きを隠せないのにお願いだなんて…



「モデルになって」


「えっ」


「俺の絵のモデルになってほしいんだ」


「私、モデルさんみたいにキレイじゃないよ

スタイルだってよくない


こんな私がモデルでいいの!?」


「うん…」



「分かった」