「え、髪の毛触られるのイヤだった?」
驚く銀髪君に、明日翔を覗き込んで聞くと、別に、といってそっぽを向かれてしまった。
なんか、猫とか犬なでてるみたいで、癒されるんだよね。
こんなことを言うと、触らせてくれなくなりそうなので、黙ることにはしたけど。
そんなことを考えながら、なにやらスマホを弄っている明日翔の髪を撫でていると、唐突に明日翔は口を開いた。
「12月の走りにコレ連れてく。」
その言葉にこの場にいる全員が固まった。
12月の走りーーーって。
「え、やだ。
走るの嫌いなんだけど…疲れるし。」
それに明日翔と赤髪君がため息を吐いて、銀髪君と雪ちゃんが大爆笑したのは言うまでもない。


