「我慢できん。」 驚く係りの人たちを追い出して、さっきまで使っていたドレスルームに私を押し込んだ明日翔は、深い深いキスを落とした。 「…明日翔。」 全くこの男は。 真っ白で汚れのない部屋で、私たちは抱きしめあった。 ドレッサーに立てかけてある写真だけが、その様子を見ている。 ホワイトデーにもらった紫色の蝶が舞う写真たてには、笑顔の天翔幹部と私が写った写真が飾られていたーーー。 おわり