天翔の人たち。 ハルさん、彼方さん、光さん、勇さん。 4代目となってすでに卒業した絢斗君達も駆けつけてくれている。 そしてもちろん、義経君と七尾も。 恵美さんは1番前の席ですでに涙している。 そんな彼女の横には、ぽっかりと3人分、席が空いていた。 彼の父と、私の両親の席だ。 そこではきっと、ふたつの指輪が見守ってくれている。 『明日翔…』 神父さんの前で、少し微笑みを浮かべている明日翔に、私は心の中でそう呼びかけた。