明日を翔ける〜天翔〜




ガチャリ、と茶色い大きなドアが音を立てて開くと、あまりのまぶしさに少しだけ目を細める。


「ゆっくり、ね。」


ヴァージンロードを一緒に歩いてくれる雪ちゃんには、本当にお世話になった。


そしてたぶん、これからも。


近いようで遠い場所に、彼が立っている。


雪ちゃんと腕を組む私に、いささか不服そうな顔をしていた。


全く、変わらないんだから。


道の両脇には、見覚えのある顔がたくさんある。