明日を翔ける〜天翔〜




『ゆかりが起きなくて抜け殻みたいになった明日翔みてて思ったんだよな。

…俺もいつまでもくすぶってるわけにはいかねぇ、ってな。


昔すんげぇ可愛い彼女がいて、でもその彼女が俺の妹殺そうとしたんだ。

それが目的で近づかれた。

悔しくて無力で、俺は荒れてたし、騙されるくらいなら一発の関係にしようと

そう思ってた。


だけどいつまでもそんなんじゃ、俺も幸せにならなきゃって思ったんだよ。


お前らみたいなバカップルみてるとな!』


…やっぱり。

何かしら抱えて逃げてきた男達が、何かを得て巣立って行く場所。


天に向かって翔けて行く場所。


それが、天翔だと、私は思った。