私は大学卒業後、もともと歴史好きもあって、日本の歴史関連のものを扱ってる画廊で働いている。
とても静かで、落ち着いていて、天翔とは正反対の場所。
それでも私はやりがいを感じていた。
「雪ちゃん最近どうなの?」
「やっとお堅い人たちにも認められ始めたってとこかな。
まったくやれやれだよ。」
そういってにこりと笑う雪ちゃんは家元の修行を本格的に始めて、3年前に家を継いだ。
なかなか評判らしく、茶色かった髪は真っ黒に染め上げられていた。
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