抱きしめられて眠った私は、明日翔と一緒に何時もの部屋へ向かった。


「雪ちゃん、義経君、七尾!」


そこにはすでに3人が揃っていて。


「「「ゆかり(ちゃん)」」」


笑顔で出迎えてくれる彼らが。


「大好き。」


思わず彼らのところへ抱きついた。


「かわいいねぇー」

「大胆だな。」

「…明日翔が怒る。」


そういいつつもみんなぎゅっと抱きしめてくれるのだ。


「これからもよろしくね?」


「もちろん!」

「あぁ。」

「……ん。」


天翔に出会えてよかった。


こんなにも、大事にしてくれて、大事にしたい人がいる。



それはすごく、幸せなことだーー。