明日を翔ける〜天翔〜




「もし悪いと思ってるならずっと面倒みてよね。」


肩を竦めて言うと、明日翔は私を見つめた。


「…ありがとう。」


………そんなの反則だ。


ふわりと屈託無く笑った明日翔に、私は目を見開いた。


私はあなたの、そんな顔がみたかったんだ。


「明日翔、もっと抱きしめて。」

「…ゆかり。」

「無事で、良かったーーー。」

「馬鹿。こっちのセリフだ。
お前は本当に、馬鹿だーー。」


隙間が無いくらいぎゅっと抱きしめられた私は、明日翔の甘い香りを胸いっぱいに感じた。