「たぶん何回記憶なくしても、明日翔のことを好きになると思う。」 私の言葉に、3階の廊下のど真ん中で明日翔はたちどまった。 「…ゆかり?」 「何度記憶を無くしても、天翔のことを大事な場所だと思う。」 …だから。 「だから、ずっと私の隣いて。」 「あの時の私の行動に後悔はない。 何度あの場面に立ち会っても、私は同じ選択を厭わない。 だから、だからーーー。」 「ばかか。 俺の気持ちにもなれ、耐えられねぇ。」 「守れなくてごめん、それでもお前に、隣にいて欲しい。」