明日を翔ける〜天翔〜




「アスカ?」

「なんだ。」

あまりの怖さに、アスカの手をぎゅっと握った私は口を開いた。


「私がアメジストーー紫が好きな理由はもう一つあってさ。」


そこで言葉を切ると、シャラと音を立てるそれをアスカに見せた。


「これ、アスカがくれたの?」

その言葉にアスカは目を見開いた。

「なんで、そう思う。」

「…なんでだろ。
そうだったら嬉しいから、かな。

これが紫だから、紫がもっと好きになった、と思う。」


確信はないけど、とつぶやくとアスカはくすりと笑った。