そんなことを考えていると、真っ白スーツのユキちゃんが、真っ白なバイクに乗ってOKサインを出した。 その合図を見たアスカは、窓から長い腕を出して前に振った。 タガが外れたかのように、辺りに音が鳴り響く。 久々の暴走にバイクも興奮しているかのように。 「…腰抜かすなよ。」 「誰が。」 だんだんスピードに乗りはじめた車に、私はおもわず息を飲む。 「怖い…怖い! まって、早過ぎ!ハルさん! ブレーキ!アクセルじゃなくてブレーキ!」 「あはははははははっ」