あぁ、何もかもわからないことだらけで。 思い出したいのに思い出せない。 「あすか。あすか。あすか。 あおい、あすか。」 いくら名前をつぶやいてみても、ダメだった。 『俺の隣にいろ。』 ………え? いきなり脳裏によぎったその言葉に、私はベッドの上で飛び起きた。 なに、今の。 『好きだ。…ゆかり。』 …誰? 「いっ…た……っ」 頭に激痛が走った私は、冷や汗をかいたままベッドに沈み込んだ。 私の、バカーー。 もう少しなのに。 そうして私は意識を手放した。