「痛むか。」
…私はこんなにこの人を傷つけている。
この人はこんなに、傷ついてくれるーー。
「なんで、なんでアスカがそんな顔をするの?
…私は誰にでも命張っちゃうようないい人じゃない。
私はその時きっと、あなたを傷つけたくなくて庇ったのよ。
私がそう思うようななにかを、あなたはしてくれたんでしょう。
アスカが気に病む必要なんてない。
私は生きてるし、みんなも無事だった。
何も問題なんてないじゃないーー。」
わけがわからないけど、なぜか私は
この男に、こんな悲しい顔をして欲しくなくて。
笑って欲しいと思っているんだ。


